当JAは4日、あんぽ柿共販推進会議を伊達市のみらいホールやながわで開きました。今年は原料柿の生育が良く、収量は昨年を大きく上回り、あんぽ柿の出荷量も増量を見込みます。JAは前年比154%の1169tの出荷を計画しています。これは、東京電力福島第1原子力発電所事故前3ヶ年平均のほぼ同数量となります。
今年は、表年で気候災害もなく生育は良好。原料柿の着果量は例年よりも多く、果実肥大も例年並みと順調に生育しました。
販売面では、新たに取り組んでいる干場のライブカメラ配信や、あんぽ柿の加工工程DVDなどで産地情報を発信。コロナ禍で消費地での消費宣伝ができない中で、市場や消費者にPRして有利販売につなげる考えです。
会議は、首都圏の市場関係者とオンラインでつなぎ始めてリモートで開催。生産者や関係者、JA役職員ら62人が出席しました。あんぽ柿生産部会の佐藤孝一部会長は「安全・安心で美味しいあんぽ柿を出荷するので、高値での販売をお願いしたい」とあいさつしました。その後、県やJAの担当者が生育状況や市場情勢、販売計画について協議し、産地の完全復活に向けて意識を統一しました。