当JA福島地区は20日、福島市の圃場で土壌診断調査の学習会を開きました。営農指導員ら10人が参加し、「農の達人」八巻正好さんから土壌調査の方法を学びました。
農の達人は、JAが豊富な知識や技術を持つ中核農家を作物別営農技術員として委嘱するもの。認証を受けた農の達人は、実践的な指導やJAの営農指導員の指導補助を担います。
20日に開いた学習会は、指導員のスキルアップの目的。土壌調査の仕方を学ぶことで、畑自体の構造を理解し、施肥設計や土壌改良等、農家への指導対応の強化を図ります。
参加した指導員らは、スコップを用い、調査対象箇所を掘り出し、土色や構造など土壌の断面を観察。掘り出した土塊を手で触れ、乾湿や粘性等を話し合い判定しました。
指導した八巻さんは「農作物の管理など、農家の課題整理の手助けをしてほしい」と話しました。