当ＪＡは１７日、「モモせん孔細菌病・ナシ黒星病に関する緊急要請書」を福島市の木幡浩市長へ提出しました。被害の多発、蔓延は栽培者の意欲減退や生産量の激減、さらには産地の消滅が懸念されます。ＪＡでは栽培者の経営安定・産地の維持発展のため同市へ支援協力を要請しました。

　数又清市組合長、宝槻直志専務らが木幡市長を訪れ、発生状況や被害の影響等を説明し、要請書を提出。モモ・ナシともに、昨年の台風による記録的な豪雨により、菌密度の増加が助長。生産者らは、早期から薬剤防除、耕種的防除を徹底してきたが、被害発生を止められない現状にあります。そのため、ＪＡでは薬剤経費負担予算措置や自然災害被害果実加工利用促進等対策事業実施の追加支援、果樹共済・収入保健の加入促進に伴う掛金負担助成など３項目を要請しました。

　要請を受けた木幡市長は「労働力の支援など実質的な作業を伴う支援を行い、中身のある対策をしていきたい」と話しました。