福島県知事が皇室や宮家へ献上する桃の選果・箱詰式を30日、桑折町のJAふくしま未来桑折総合支店で開きました。同町産の桃「あかつき」の中から、180個を厳選し、天皇陛下へ最高品質の桃を献上します。
1994年から県の指定を受け桑折営農センター管内の桃が選ばれ、今年で連続27回目。同町の桃生産者がその日の朝に収穫した桃「あかつき」約12万個を、JA桑折共選場の透過式光センサー選別機で糖度、大きさ、着色を選別。糖度12度以上の桃600個を選出しました。この日の平均糖度は14度でした。
600個の中から、福島県改良普及員やJAもも生産部会員、JA役職員らが形状や着色の良さ、熟度、傷の有無などを見極め、最高品質の桃を献上桃として厳選しました。
式典には、JA数又清市組合長や髙橋宣博桑折町長ら関係者約40人が出席。数又組合長が「27年連続、献上桃の産地として素晴らしい桃を届けたい」とあいさつしました。
厳選された献上桃は、傷まないようにネットをかぶせ専用の白い箱に15個ずつ丁寧に詰めた。翌日の出発に向け、12箱分(1箱5㎏)を用意。31日に宮内庁に届きます。