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リンゴ新梢接ぎ 時短・省力化栽培

2020.07.13

 当JA福島地区ではリンゴの新梢接ぎを推進しています。優良系統の樹から採った新梢を穂木として使用し新梢に接木をする方法で、新梢に新梢を接ぐためはじめから良い実が成りやすい特徴があります。全国的にも珍しい接木法で、JAでは今年で2年目となります。

 リンゴは品種更新の際、「接木」という作業をしますが、そのほとんどは春先に行う場合が多いです。その中でも新梢接ぎは6月~8月の夏場でも行えます。

 さらに花芽着生が早いことから品種更新が早くできます。また、春先に行う長穂接ぎや高接ぎのような穂木の準備や管理の必要がなく、時間をかけずに簡単に接木ができるというメリットがあります。

 10日には、福島市内のリンゴ園地で新梢接ぎの指導会を開きました。生産者ら約40人が参加。JA営農部の佐藤宏一営農指導員トレーナーは作業のポイントや注意点等を説明しながら、新梢接ぎを実演しました。

 同地区りんご専門部会の渡辺幸弘部会長は「少しの時間でできる。春先の品種更新が100%上手くいくとは限らないので、補足的役割として簡単にできる新梢接ぎをうまく活用してほしい」と話しました。

 

 

  

 

 

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