福島市公設卸売市場で９日、ＪＡふくしま未来管内産桃の早生種「はつひめ」の初せりイベントが行われました。初せりの桃「はつひめ」特秀１６玉５㎏１箱が１０万円で取引されました。

　同市場内の福島中央青果卸売㈱のセリ台前では、２０２０年度のミスピーチキャンペーンクルー２人が、早生品種の桃「はつひめ」を仲買人らにＰＲ。毎年実施していた試食は、新型コロナ感染防止対策として中止となりました。

　産地代表でＪＡ全農福島の渡部俊男本部長が「色、糖度、大きさともに生育は順調」とＰＲ、ＪＡの数又清市組合長は「産地として美味しい桃を出荷していきたい」とあいさつしました。その後、福島中央青果の池田進二代表取締役社長により「はつひめ」の競売が行われました。

　今年の生育は、やや前進傾向であるが、糖度・大きさともに概ね順調。代表品種「あかつき」は、２８日頃がピークになる見込みです。ＪＡの２０２０年産出荷計画は前年比１０３％の約１万２０００ｔを計画しています。