当JA福島地区は6日、「農の達人」によるモモの栽培講習会を開きました。主力品種「あかつき」の収穫を約20日後に控え、生産者らは農の達人から栽培技術を学びます。
農の達人は、豊富な知識や技術を持つ中核農家。JAが作物別営農技術員として委嘱しています。2017年から始めた取り組みで、農の達人らは、生産者への実践的な指導やJA営農指導員の補助指導を担い、営農指導体制の強化を図ります。現在、モモ、キュウリ、花卉などのJAの主要品目で15人が委嘱されています。
福島市の圃場で開いた講習会には、生産者ら約40人が参加。達人の樅山和一郎さんが修正摘果を指導しました。樅山さんは「基部に沿ってならせると、安定したモモが収穫できる」と、摘果を実演しながらポイントを説明。生産者らは熱心に質問し、収穫に向け技術習得に励みました。
同地区もも専門部会の菱沼喜雄部会長は「最後の調整で良いものができる。達人の指導をしっかり生かそう」と呼び掛けました。