当JA福島地区は、リンゴ栽培の省力化対策としてHTS栽培管理に取り組んでいます。HTS(ハイブリット・テクニカル・システム)は、低コストで高品質のリンゴ栽培が可能な苗木。作業時間短縮や収益性向上が図れます。
HTSは、ワイ性台を中間に使用し品種を接ぎ木することで早期結実し、大玉で品質が向上します。根が丸葉台なので、乾燥や湿害に強く果汁の多いリンゴができます。
15日には、福島市の園地でHTS栽培管理の指導会を開きました。同園地では、HTSを先進的に取り入れていて、生産者らで検討しながら成園に向けて栽培しています。
指導会には生産者45人が参加。JAの佐藤宏一営農指導員トレーナーが摘心を実演しながら指導。「枝の強弱によって着果量を変える。足元がしっかりしてからならせる」と説明しました。