当JA梁川営農センターは9日、キュウリ生産者が増えてきたことを受け、伊達市梁川町の圃場で新規・若年生産者向けにキュウリの栽培指導会を開きました。栽培の基礎や管理のポイントなどを指導。同じ悩みを持つ生産者同士の出会いの場としても期待しています。
同JA伊達地区は、日本一の夏秋キュウリの産地。同地区きゅうり生産部会は、2019年・20年と販売高で2年連続日本一となっています。
梁川営農センター管内では、ここ2・3年で新規就農者が20人増えています。同営農センターは、今までの指導会では新規就農者が理解できない部分が多いと考え、昨年から新規と5年未満の生産者を対象に指導会を始めました。清野公弘センター長は「同じ悩みや不安を共有でき、今後もコミュニケーションをとれる仲間との出会いの場にもなる」と話し、ベテラン農家の前では言いづらいことも、質問しやすい環境づくりに努めています。
指導会には、新規就農者ら17人が出席。JAの担当者らが、キュウリ栽培で特に重要な部分を実演を交えながら分かりやすく説明しました。周りから勧められ今年就農した女性は「何も分からないので不安だが、頑張りたい」と話し、終了後もJAの指導員に質問していました。