当ＪＡ福島地区おうとう専門部会は１８日、おうとう摘果指導会を管内３カ所の部会員の園地で開きました。生育状況や栽培管理について参加者らで確認し合い、高品質生産を目指します。

　福島市飯坂の園地で開いた指導会には、部会員ら約４０人が参加。県北農林事務所農業振興普及部から、気象経過や発育状況について説明。主力品種「佐藤錦」は平年比３日早い開花でしたが、満開日は４月２８日で平年より３日遅くなりました。平年より低い気温での推移が要因と見られます。

　その後ＪＡの松川営農センターの小野真志営農指導係が摘果の効果やポイント、作業上の留意点を説明しながら実演。摘果を行い着果数を制限することで、果実肥大や着色が良くなり、さらに糖度も高くなります。小野指導係は「高品質生産に向けて、作業遅れのないようにしよう」と呼び掛けました。