当JA女性部伊達地区本部と伊達地区ふれ愛グループ協議会は1日、同地区が行う訪問介護事業の利用者の皆さんへ、ガーゼ生地で手作りした特製のマスクを贈呈しました。マスクの贈呈は、新型コロナウイス感染拡大の影響を受けて、マスクが手に入り難い状況を踏まえてのもの。訪問介護を必要とする高齢者の皆さんは、特にマスクを手に入れる機会が少なく、訪問するヘルパーさんからも「利用者さんにスムーズにマスクが行きわたる方法はないものか」との意見も出始めていました。
マスクは、同女性部と同ふれ愛グループの役員が「新型コロナウイルスが猛威を振るう中、私たちに何かできることはないものか」との、強い思いを行動に移し、マスク製作に当たったもの。高齢者の皆さんが使いやすいようにと、やわらかいガーゼ生地と、長さを調整しやすいように伸縮性のある布製の紐を素材に使い、絵柄もアジサイやサクラなど、気持ちが明るくなるようにと花をモチーフにした和柄のものを選びました。マスク作りは、三密回避のため、集まることなく、各家庭などで各自それぞれ行いました。
贈呈式は伊達市保原町の大橋チヨさん(90)宅で行い、同女性部の富田キヨ部長と同グループの渡邊久子会長が出席しました。富田部長は「利用者の皆さんのためにみんなで一生懸命手作りしました。きれいな柄も楽しみながら、しっかり着用して、安全な暮らしに活用してください」と話しました。マスクを受け取った大橋さんは、「とても素敵なマスクをありがとうございます。デイサービスに出かけるときに着けて行きます」と、とても嬉しそうに話していました。
マスクは、同地区本部の同事業利用者全67人に、1人当たり2枚が贈られ、贈呈式後に各ヘルパーさんを通じて順次配布されます。