当JAは今年度から全地区共同での花卉の出荷を開始します。地区を超えた栽培技術や規格の統一を図り、「JAふくしま未来の花」としてブランド確立、生産・販売拡大を目指します。当JAで、全地区が合同となった協議会の設立、共同での出荷は花卉出荷協議会が初めて。
同協議会は18年4月に、合併によるスケールメリット発揮に向け設立。福島地区花き専門部会を軸に、安達地区の小菊、リンドウ、スプレーマム部会が加入。今年度から南相馬花卉部会、伊達地区の小菊生産者が加わりました。
16日には、福島市の奥山秀夫同協議会副会長の畑で、小菊の定植指導会を開きました。栽培技術統一のため、今年度から加わった伊達・そうま地区の生産者らが福島地区の生産者から栽培方法を教わりました。
営農部園芸課の河野学営農指導係が施肥や灌水、圃場の準備など定植のポイントを資料をもとに説明。その後奥山副会長が圃場で、各作業を工程ごとに丁寧に説明しながら定植を実演。参加者らも定植を実際に体験し、熱心に説明に耳を傾けました。
今後協議会は、広域複合花卉産地形成による早期の販売高10億円突破に向け、新規栽培普及等に取り組みます。さらに新たな共販品目を取り入れ共販率を高め、相対取引量の拡大により単価アップ等の有利販売実現を目指します。