二本松市岩代地区でリンゴを栽培する齋藤政廣さんが、「オーガニック・エコフェスタ2020」栄養価コンテストのリンゴ部門で最優秀賞を受賞しました。19年に続き2年連続の受賞。人よりも努力することを心掛け、高品質栽培を実現しています。
岩代地区には、阿武隈高地の一角をなす羽山があり、政廣さんは羽山の麓でリンゴ3haを栽培しています。政廣さんは1976年に就農。食味にこだわり、毎年、土壌分析を実施しています。分析結果を基に、オーガニック853やハーモニーシェルなど、独自の施肥設計で有機肥料を使用した土づくりに取り組んでいます。また、作業性と光合成を良くする剪定で、幹を太らせない独自の剪定を行っています。
昨年10月には、糖度・熟度・酸度・内部障害・サイズを計測、選別できる透過型光センサ搭載連続選果機を導入。従来の選別作業より格段に作業効率が上がり、労力軽減にも取り組んでいます。
徳島県小松島市のみはらしの丘あいさい広場で開かれた「オーガニック・エコフェスタ2020」栄養価コンテストでは、糖度・抗酸化力・ビタミンC・硝酸イオン・食味評価の5項目を分析。全項目で平均値を上回り、食味でも高評価を受け、最優秀賞を受賞しました。最優秀賞受賞について「2年連続で受賞できてよかった。これからも良いもの採れるように続けていく」と話していました。