当ＪＡ福島地区は１３日、令和２年度のアグリカレッジ桃コースを開講しました。同コースは２００３年から続く女性農業者支援事業。女性の、農業を学ぶ機会を応援する目的で始められました。今年度は１２人が受講。摘果、収穫、剪定等、全５回の講座で桃の栽培を学んでいきます。

　開講式には受講生や当ＪＡ職員など１５人が出席。同コースを担当する福島東部営農センターの丹治昭一課長は「農業で女性の力は絶大。講座を通して、自らの経営に役立ててほしい」とあいさつしました。

　実習では、福島地区営農経済課の渡辺英敏係長が生育状況や防除について資料をもとに説明。「せん孔細菌病を見つけたら、元から切るように」と呼び掛けました。その後、県北農林事務所農業振興普及部の赤井広子普及員が摘蕾を実演しながらポイントを指導しました。赤井普及員は「摘蕾をしっかり行うことが重要。細い弱い枝ほど手をかけなければならない」と話しました。摘蕾は樹勢に応じて強弱をつける必要があり、受講生は「この枝の場合は？」「この蕾はとる？とらない？」など積極的に質問しながら、熱心に説明に耳を傾けた。次回は５月に予備摘果の実習を予定しています。