当JA福島地区は15日、リンゴの低樹高とHTS苗木の剪定講習会を福島市の園地で開きました。生産者約90人が参加し剪定のポイントを学びました。
JAでは生産の省力化対策として低樹高栽培の推進、また先端技術対策としてHTS型苗木による早期成園化に取り組んでいます。HTS型苗木は、根本が丸葉台、中間にわい性台を使用して品種を接木する苗木。同園地では管内でも先進的に取り入れていて、生産者らと知恵を出し合いながら成園に向けて栽培しています。
講習会ではJA園芸課の佐藤宏一営農指導員トレーナーが講師を務めました。高品質のリンゴ栽培に向け、実演しながら剪定を指導。佐藤トレーナーは「残す枝、剪定する枝について、自分が判断した理由を声に出しながら剪定していくとよい」と剪定のコツを話しました。参加者は質問しながら、熱心に説明に耳を傾けました。