当JA福島地区なし専門部会は20日、剪定指導会を開きました。部会員や関係者らが出席し、高品質の果実生産徹底に向け、剪定方法を確認しました。
指導したのは、同部会の引地一裕部会長。福島市笹木野の引地部会長の園地で「ジョイント」の剪定指導を行いました。
ジョイント仕立ては、ナシ園の育成期間を短縮する技術。通常10年近くを要する成園期間を約2~3年ほどの早期成園が可能で、未収益期間が短縮されます。また、直線的な樹形により一定方向に作業が行えるため、剪定や収穫などを省力化でき、同地区でも推奨している栽培方法です。
同指導会では、樹勢を見ながら、切る枝や太らせる枝を確認。引地部会長は丁寧に剪定することを呼びかけながら実演し、参加した生産者らは質問しながら熱心に剪定を確かめました。
同部会では18日から27日かけて、主力品種の幸水、豊水、あきづき、ジョイントの剪定指導会を各部会員の園地6か所で開きます。