当JAそうま地区本部が南相馬市やイオンと連携して、今年度から栽培を始めたロマネスコを需要が高くなるクリスマス時期に合わせて初出荷しました。18日までに約3000㎏(1箱4㎏)を出荷。年内まで出荷は続き1万2000㎏を計画しています。県内のイオンやJA農産物直売所などで販売しています。
南相馬市で農産物のブランド化の動きがあり、イオンが需要のあるロマネスコを提案したのがはじまり。同地区管内で、ブロッコリー生産者11人が秋冬ブロッコリーの一部でロマネスコ栽培に挑戦しました。
南相馬市鹿島区で野菜や苗などを生産する只野孝一さんは、販売先にイオンがあることやJAから勧められたことで、栽培することを決めました。14aで栽培し、大きさや形ともに順調に生育しました。「販売先が決まっていることは農家にとって安心。今後は生産量を増やして産地化を目指したい」と意気込みます。
見た目は「世界一美しい野菜」と言われ、食味もブロッコリーよりも甘い。茹でてサラダで食べるのがオススメです。花蕾一つ一つがツリーのような形をしているため、食卓に並べるとクリスマス感が増します。只野さんは「野菜嫌いな子どもたちに食べてもらいたい」と話します。