当JA安達地区管内の上野広行・弘子さん夫婦が、第60回福島県農業賞を受賞したことを受け7日、福島県二本松市の二本松御苑で受賞祝賀会が開かれました。生産者や行政、ＪＡ役職員ら約110人が出席し、上野さん夫婦の功績を祝福しました。

　上野さん夫婦は、牧草から繁殖・肥育まで自前にこだわり、豊富な自給飼料を活用し高品質の肉牛を育てている。福島イノベ―ジョン・コースト構想の先端農林業ロボット研究事業にも協力。優れた経営管理と高い肥育技術、地域の肉牛生産をけん引するリーダーとして尽力してきたことなどが評価されました。

　祝賀会では、二本松市の三保恵一市長やＪＡの菅野孝志組合長ら3人がそれぞれ祝辞を述べました。その後、JA肉牛部会代表の野内和幸さんらが記念品を贈呈。娘さんから花束が手渡されました。

　広行さんは「未だ風評により厳しい状況は続いている。福島プライドを胸に、福島の畜産発展のため、これからも安全・安心な福島牛の生産に夫婦で頑張って行きたい」と謝辞を述べていました。