あさつき産地の安達地区管内では、冬の寒さが本番に入り、露地あさつきの出荷も最盛期を迎えます。今年は気温が高く枯れ上がりが少し遅れましたが、生育状況は順調で太く良質なあさつきに仕上がっています。
あさつきは、11月下旬から出荷がはじまり、3月中旬まで続きます。露地とハウスで栽培され、それぞれ荷姿が異なります。露地あさつきは、葉が短く鱗茎が太く曲がっているのが特徴です。
18aを栽培するあさつき専門部会の遊佐松雄さん(70)方では、収穫や選別作業に追われています。
遊佐さんは「寒い中、泥を水で洗う作業が大変だが、おいしいあさつきをたくさんの消費者に食べてもらいたい」と話します。
JAの営農指導員は「部会と一緒に消費宣伝PRに力を入れ、市場担当者と連絡を密にとり有利販売につなげたい」と意気込んでいます。
同地区では28戸の農家が約4.5㌶で栽培。今年、JAでは33㌧の出荷を目指します。