当JAふれ愛グループゆりの会は21日、伊達市月舘町内の独り暮らしの高齢者に、手作りの「ふれあいお弁当」を届けました。
同町内に住む75歳以上の独り暮らしの高齢者89人のうち、申し込みのあった77人にお昼に間に合うように、ゆりの会員が朝早くから、お弁当作りに腕を振るいました。
同会の会員ら18人が調理を担当。お弁当には、味ぶかしや煮物、ほうれん草のおひたし、厚焼き卵、ちくわの磯部揚げ、酢の物、漬物、果物と、会員手作りの料理が彩り良く詰められました。材料の米や野菜は、会員らが自家栽培のものをそれぞれ持ち寄ったもの。野菜を多く取り入れたり、リンゴを食べやすいサイズに切り分けるなど、随所に会員らの真心と工夫が込められています。
出発式では、ゆりの会の堀江ハナ会長が「ひと声かけて笑顔でお弁当を届けましょう」と、あいさつ。来賓の長澤健一伊達市社会福祉協議会月舘支所長が「真心のこもったお弁当を皆さん心待ちにしている」と祝辞を寄せました。
出来上がったお弁当は早速、会員らが手分けして対象者宅へ届けられ、会員らは「お変わりありませんか。寒くなるので風邪などひかないように」とひと声かけて、出来立てのお弁当を手渡していました。