当JAと包括連携協定を結ぶ東京農業大学の学生は18日から23日の6日間、JA管内の組合員農家のもとで、住み込みで農業実習を行っています。学生らは労働力を必要としている農家を支援するとともに、実際の生産現場を体験し農家の生業を、身を持って味わいます。
今回農業実習生を受け入れしているのは、JA管内の福島地区の3のリンゴ農家と伊達地区の5のあんぽ柿農家。同大学食料環境経済学科の大浦裕二教授のゼミ生20人が各農家2~4人ずつ住み込みで農作業を体験しています。
伊達市霊山町であんぽ柿作りをしている佐藤孝一さんは、埼玉県出身の前原俊介さんと茨城県出身の押野智也さんの2人の実習生を受け入れました。
この日、実習生は、佐藤さんの指導のもと原料となる柿の収穫や皮むき、乾燥などの加工作業を行いました。
実習生の1人である押野さんは、普段大学では食料流通や消費者行動などを学んでいるといいます。押野さんは「担い手や後継者がいなく伝統的なものが廃れてしまうのは悲しい。上手に解決していきたい」と意気込みを語りました。受入農家の佐藤さんは、今回の受け入れに対して「若い人と作業するのは元気をもらえる」と話しました。
そのほか、同実習でリンゴ農家のもとへ出向いた実習生らは、リンゴの収穫や選別、出荷、共選作業などを体験しました。