当JA福島地区管内でリンゴを栽培している樅山和一郎さん(68)は、皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭」へリンゴを供納しました。
福島市飯坂町でリンゴを2.3㌶育てている樅山さんは、10月上旬、県から供納団体として推薦を受けたJA全農福島より依頼を受け、以降、着色が間に合うか不安を抱えながら管理作業にあたったといいます。
今回供納したのは晩生種のサンふじ10個。5日に収穫作業をし、大きさ・色・形すべて上質なものを自身で選別し、珠玉のものを厳選し、献上しました。
今年は平年より生育が1週間ほど遅れていたが、大きさも色付きも上々で、無事献上できたと安堵の表情を見せました。
樅山さんは今回の供納について「安全安心なくだものを作って、風評払拭していきたい。『ふくしまのものは安全ですよ』というPRにつながるといい」と期待を込めました。