当JA福島地区は7日、梨の黒星病対策のための落葉処理指導会を福島市内の園地で開きました。生産者約50人が参加し、来年度の安定した生産を目指し、黒星病の発生を軽減するための伝染経路への対策について学びました。
今年度は黒星病の感染・発病が拡大しました。黒星病は、前年の秋型病斑の発生が多く、9月~10月の降水量が多いと翌年の伝染源が多くなる傾向があります。今年は台風19号により降水量が増加。JAなどは注意を呼び掛けています。
県農業総合センター果樹研究所や県北農林事務所が、黒星病の生態や防除対策について説明。JAがけん引式スイーパーによる落葉処理を実演しました。県北農林事務所は「熊手やブロアーを使って丁寧にかき出し、原形をとどめた落葉の残さないようにする」と注意を促しました。