今年も当JAでは、福岡県のユズと福島県のリンゴを使用したジャムを作ります。同ジャムは、震災や水害を経験した両被災地の復興を盛り上げる取り組みとして、みらいろ女子会が昨年からプロジェクト活動として実施してきました。
今年度は女性部が関わる組織事業へ発展し、販売面でもJAの六次化商品ブランド「未来彩(みらいろ)」の商品の一つとして位置ています。
2日には、女性部役員とみらいろ女子会メンバーなどが福岡県の東峰村を訪問し、ユズを収穫してきました。 ユズ収穫には、JAと友好協力協定を結んでいて、ジャム開発にも協力している福岡県のエフコープ生活協同組合の組合員なども参加し、総勢80人で200㌔を収穫しました。今後JAでは、12月下旬のジャム販売を目指します。
今年度のジャムの特徴の一つは、会員登録数208人の「みらいろ女子会」の中で始まった小規模プロジェクトに、部員数5,300人のJA女性部が賛同することで、ジャム開発に関わる人員が増えたことです。 また、昨年度はイベント的な色が強く、1000セット(1セット2瓶入)のみの販売でしたが、今年度は次年度以降の販売を見据えて、6次化商品ブランド「未来彩」のジャムと統一のパッケージを採用。それに伴い、内容量は40㌫増の140㌘にしました。初回は昨年の倍の2,000セットを製造します。
JAの担当者は「賛同者の増加と販売数の増加で、絆の輪の広がりを実感している」と話します。
ユズ収穫に参加した女性部長の富田キヨさんは「女性部に限らず、もっと多くの人に取り組みを周知し、復興を加速させたい」と話し、みらいろ女子会の八木沼恵子さんは「女性部の方々とジャムを使った料理やスイーツを楽しむ場も設けたい」と今後への期待を述べていました。