JAグループ福島「令和元年台風19号災害対策本部」は17日、阿武隈川などの氾濫で被災を受けた当JA管内の農家やJA施設などの被害状況を確認しました。
同本部の本部長を務める菅野孝志組合長らが、浸水被害をうけた福島市鎌田の被災ハウスや、伊達市にあるJA梁川総合支店、モモ畑などを視察巡回しました。
視察巡回した福島地区きゅうり専門部会東部施設班の早川和裕副班長の被災ハウスでは、キュウリ栽培の鉄骨ハウス3棟の2棟が浸水しました。そのうち約150㎝まで浸水した1棟では、12月上旬まで予定していた収穫を断念したと話します。被災したハウスで作付けを再開するには暖房機の修理や買い替えが必要となるため、早川和裕副班長は「補助事業などの事前着工を認めるなど迅速な対応をしてほしい」と要望しました。
菅野孝志本部長は、「農業を再生産するため国や県に対し、活動を要請し精一杯努力する」と約束しました。
JA管内被災状況(17日現在)
作物別
・穀物 約331ha
・果実 約255ha
・蔬菜 約 29ha
・花卉 約312ha