当JA・JA全農福島・生産者で水稲の三者契約をしている福島県本宮市青田地区の松本次男さん(67)の圃場で20日、業務用向け多収性品種「ちほみのり」の収穫が行われました。
松本さんは、水稲とチェリートマトを栽培している複合経営農家で水稲25haを栽培しています。今年度から複数年の栽培契約を結び試験的に「ちほみのり」を 45a作付け。約3,200㎏の収穫量がありました。
「ちほみのり」の栽培適地は東北以南で、稲も倒伏しにくく、「あきたこまち」より約1から3割も多く収穫が期待できます。食味もあきたこまち並みに美味しく、質の良い低価格米・業務用米としての利用に適しています。
収穫された「ちほみのり」は、乾燥・調整された後、すべて全農で安定販路を確保し販売されます。
松本さんは、「ちほみのりは、作りやすい米だ。複数年契約することで、長期に渡って農業の経営を安定させたい」と話していました。