当JA福島地区本部は19日、ブドウのシャインマスカット収穫指導会を2カ所で開催しました。生産者ら約80人が出席。出荷最盛期に向け、果皮色や粒張り、粒ぞろいなど出荷規格、販売状況を確認し、生産者の意識を高めました。
シャインマスカットは大粒で糖度18度以上、種がなく皮ごと食べられるため消費者から非常に人気が高いことから高値での販売が続いています。
福島市飯坂町のJA小川共選場で行った同指導会では、福島地区ぶどう専門部会の伊藤隆志部会長が「シャインマスカットは果皮色による収穫時期の判断が難しい。適期収穫となるように糖度、食味、香りを確認しながら出荷してほしい」と呼び掛けました。
出荷規格の目揃いでは、出荷規格毎に並べたシャインマスカットを見本に、熟度具合を段階的に分けた専用のカラーチャートをもとに参加者全員で選果基準や出荷方法を徹底しました。
今年の出荷時期は、平年並みで玉張りも良いものが多く、単価も高値が期待できます。
JA担当者は「今年はブドウの木も成長し、昨年よりも出荷量が期待できる。適期収穫を指導し、粒張りがよく熟したおいしいシャインマスカットを消費者に届けたい」と話します。
同地区のシャインマスカットの出荷ピークは9月下旬頃と見込んでいます。