当JA福島地区は3日、ナシ「豊水」の収穫指導会を管内5か所で開きました。豊水は7日に出荷を控えていて、ピークは14日頃迎える見込みです。
今年は、県北地域で黒星病の発生が多く見られています。梅雨時期の降水量が平年より多く、気温が比較的低く推移したことが原因と考えられます。味に影響はないが、見た目から商品価値が下がります。営農担当者は「いろいろと検討し対策していかなければならない。地域全体での確実な防除が必要」と話しました。
福島市の野田共選場で開いた指導会には、生産者ら約50人が出席し、JAの担当者が販売情勢や栽培状況、出荷規格を伝達。福島地区なし専門部会 引地一裕部会長は「防除について理解を深めてほしい。出荷に向けてしっかり取り組んでいこう」と呼びかけました。
指導会後、生産者らは用意されたナシのサンプルを手に取り、着色や形など、話し合いながら規格を確認しました。