モモの穿孔細菌病が全国的に大発生していることを受け、JAふくしま未来は27日、緊急で現地視察並びに意見交換会を行いました。管内の被害が多い3地区の園地を視察し、出席者らは防除に向けて意見交換を行い、今後の取り組みに反映させ、産地維持のための対策を講じます。
穿孔細菌病はモモ栽培において手強い病害。細菌によって起こり、果実被害や早期落葉が問題となります。風当たりの強い園地や川沿い、水田に隣接した園地で発生しやすく注意が必要。管内では、約1200㌶の生産面積のうち約100㌶が被害に遭っています。
今回の緊急集会には、農林水産省や県、関係市町村、生産者など約70人が参加。管内の伊達﨑地区、伏黒地区、東湯野地区の3地区の被害状況が特に深刻な園地の現地視察をしました。その後、JA福島ビルで意見交換会を行いました。JA福島中央会 菅野孝志会長は「いろいろな角度から検証し、できる限り早い時点で対策が実を結ぶようにしよう」と呼びかけました。