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空き家利用 6次化商品「ピーマンかりんとう」開発・販売 

2019.08.09

 

 二本松市米沢の齋藤美枝子さんが代表を務める「渋川大豆クラブ」は、JAの「地域くらし活動支援事業」の助成を受け、空き家を利用して6次化商品「ピーマンかりんとう」を開発しました。1袋100g入りで200円。黒糖味と唐辛子味の2種類あり、JA農産物直売所「こらんしょ市二本松店」で7月末から販売しています。

 「渋川大豆クラブ」は、JA女性部員やその家族ら13人で、手作り味噌を作るため2018年に設立した加工グループです。地元の遊休農地を活用し、大豆栽培から活動しています。さらに、近所のピーマン農家から出荷できない規格外のピーマンを無償で頂いたことがきっかけで、ピーマンの有効活用に力を入れています。

 今年、JAの独自の「地域くらし活動支援事業」を活用。近所の空き家を借り、調理場をリフォームして、本格的に6次化商品の開発と生産に取り組み「ピーマンかりんとう」を試行錯誤の末に完成させました。

 「ピーマンかりんとう」は、粉末状にしたピーマンを生地に練り込み、1袋あたり約10ケのピーマンを使用しています。ピーマン独特の青臭さや苦みがなく、子どもでもおいしく食べられると評判です。その他に、ご飯のお供に最高の「ピーマン味噌」も開発。JAの直売所で販売しています。

 齋藤さんは、「JAのおかげで6次化商品の開発につながった。今後も、地元産のピーマンをアピールできるようにピーマンを使ったお菓子を開発し、農業体験や食育にも視野を広げて活動していきたい」と意気込んでいます。

 

  

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