特産の桃のシーズンを迎えている福島県県北地方のJAふくしま未来管内・伊達地区では、いよいよ主力品種の「あかつき」が本格出荷を目前に控え、25日にはJA桑折営農センターで「あかつき出荷目揃い会を開き、生産者らが、選果基準や出荷時の注意事項などを確認し合いました。
目揃い会には、同営農センター管内の桃生産者約230人が出席。担当者が、主産県情勢と販売状況、共選状況と選果機基準について説明しました。出荷基準では、「特に熟度を充分に見極めた適期収穫に努めよう」と呼びかけました。説明の後、その日に桑折共選に持ち込まれた桃「あかつき」が会場に並べられ、生産者らは、実際に桃を手に取り、熟度や着色、果形などを階級ごとに、入念に確認しました。
同センターによると、「今年は雨量も充分にあったことから、大玉で甘さも充分で食味は良好」と上々な仕上がりに、本格的な出荷を前に、今後の有利販売に期待を寄せています。