当JA安達地区本部は17日、JA全農式トロ箱養液栽培システム「うぃずOne」を使用したチェリートマト栽培の指導会を2カ所で開きました。生産農家や同システム導入を検討している組合員、JA職員、全農担当者ら延べ23人が参加しました。
「うぃずOne」は、JA全農が水稲育苗ハウスや遊休ハウスを有効活用し「栽培管理が容易で、安価な栽培システム」をつくることを目的に開発。専用培土を入れた発砲スチロール培土箱に株を植え、養液を自動供給して栽培する。設置や移動が容易で導入コストが安価なシステムです。安達地区管内では、2戸の農家が同システムを導入して、チェリートマトを栽培しています。
本宮市にある松本次男さん方のハウスで行われた指導会では、全農本部の塚田耕一技管が、「高温時の栽培管理ポイント」について指導しました。
松本さんは、5年前に同システムを導入。水道育苗ハウスを活用してチェリートマトを8a栽培しています。同システムを導入したことで「潅水と液肥を同時に管理できるので、栽培が容易だ」と話しています。
本宮営農センターの安齋弥寿裕営農指導係長は、「これまでの取り組みを通じて手応えを感じている。今後も生産者のサポートに努めながら、同システム導入の提案をしていきたい」と話していました。