当JAは5日、「農の達人」によるモモの修正摘果講習会を福島市内の園地2か所で開きました。今年は6月の降雨が平年より多く、果実は大玉傾向です。現在、修正摘果の作業に入っており、「農の達人」樅山和一郎さんと加藤武夫さんから作業のポイントを学びました。
「農の達人」は長年の経験や知識、技術を持つ中核農家を、JAの作物別営農技術員として委嘱するものです。2017年より始めた認証制度で、認証者は実践的な指導支援やJAの営農指導員の指導補助を担います。現在はモモやキュウリ、小菊などのJAの主要7品目16人が該当します。品目ごとに年間数回の講習会を開催し、生産者の技術向上による所得アップを目指します。2018年は計61回の現地指導会を実施しました。
5日に開いた講習会には生産者ら約60人が参加。野田地区で講師を務めた加藤さんは摘果を実演しながら「迷ったら残さず摘果する。そうすることで良い結果につながる」と話しました。JAの担当者は「今年は数回に分けて修正摘果が必要。品質の良い果実を揃えよう」と呼びかけました。