当JAは18日、福島市立鎌田小学校で、花に触れ心の豊かさを育てる「花育」の授業を実施しました。9年目となる今年度は、昨年より21校増加の72校の小学校、児童3090人を対象に実施します。鎌田小学校で花育を実施するのは今年度が初めてです。
6年生96人が参加した花育の授業では、㈱福島花きの阿部ひろみ取締役がいけばなや、季節の行事「七夕」についての講義を行い、JAから管内で生産された花についてクイズを出しながら説明しました。その後、池坊の講師によるデモンストレーションで切り方や生け方を指導し、児童らは実際にいけばなを体験しました。講師は「花も生き物。優しく扱って、心の中で会話をしながら大切に生けよう」と呼びかけました。児童たちは、管内産のダリアを主役に、トルコキキョウやカスミ草などの県産花きを使用し作品を完成させました。
参加した児童は「自分でやってみると難しくて大変だったけど、楽しかった」と感想を話しました。担任の教諭は「見るだけでなく実際に自らが体験して作品を仕上げたことで、友達の作品にも関心を持ったし、心にも残ったと思う。社会の学習とのつながりもあり、意義深かった」と話しました。