当JAは21日、合併後初めて鳥獣害対策第1回公開講座を開きました。テレビ会議システムで管内4地区をつなぎ、地域農業に深刻な影響を与えている鳥獣害による農作物被害の対策について理解を深めました。
JA管内における鳥獣害による農作物被害は年々増加しています。今年1月に開いた、市町村長との意見交換会で「鳥獣害対策について」の意見や要望が上がり、地域の課題解決を目的に初めて開催しました。
公開講座には、組合員や鳥獣害対策に取り組んでいる地域の方、行政やJA役職員など約100人が出席。JAの菅野孝志組合長が「今回の講座を参考に一人でなくみんなと協力して対策にあたってほしい。JAも行政と連携しながら対応していく」とあいさつしました。
今年4月に開校した福島大学食農学類の望月翔太准教授は「地域ぐるみの鳥獣害対策と支援について」と題して講演。望月准教授は「・被害防除・個体群管理・生息地管理の3つを取り組むことで被害が減る。行政や地域の方と役割分担して対策するように」と呼び掛けました。その後、県北農林事務所や同事務所伊達・安達普及所、相双農林事務所の担当者が、従来からの取り組みや昨年度の事例などを紹介しました。
参加した福島市の男性は「今後も早め早めの対応をお願いしたい」と今後の鳥獣害対策に期待していました。
JAは今後、県や福島大学食農学類と連携しながら、鳥獣害対策に対応していきます。