福島県産米のブランド回復に取り組む、国立大学法人福島大学小山良太教授ゼミナールの「おかわり農園」プロジェクトは14日酒米の田植えを行いました。今年度は、バックやジュエリーなど女性に人気のあるサマンサタバサの社員と田植えを行いました。若い世代に県産品のおいしさ・安全性を発信するため、同プロジェクトでは初めてアパレルメーカーとタッグを組み、県産米を使った日本酒づくりに挑戦しています。
田植えは、福島市松川町にある水田で行われました。学生や社員、市やJA関係者など約70人が参加し、38㌃の田んぼに「五百万石」の苗を手植えしました。
同プロジェクトでは2014年から福島市松川町で米づくりを開始し、福島県産米の魅力を広める活動をしてきました。18年度からは、地元農家や金水晶酒造店の支援を得て日本酒づくりに挑戦しています。
田植えに参加したサマンサタバサ社員の中澤舞美さん(22)は「こんなに広い田んぼを見たのは初めて。愛情込めて一本一本植えたお米が、日本酒になるのが楽しみ。」と話しました。
田植えの後は、日本酒づくりの進め方について学生と社員でランチミーティングを行いました。瓶の大きさやラベル・パッケージなど、若い女性が手に取りたくなるようなかわいい日本酒を目指して話し合いが行われました。
今後、秋には収穫作業を行い、同酒造店の協力のもと仕込みに入り、2020年2月14日のバレンタインデーの発売を目指しています。