二本松市の齋藤りんご園の齋藤政廣さん(63才)が、徳島県小松島市ミリカホールで開催された「オーガニック・エコフェスタ2019」栄養コンテストのりんご部門で最優秀賞を受賞しました。
糖度、抗酸化力、ビタミンC、硝酸イオン、食味評価の5項目を分析し高評価を受けました。食味評価ではシャリシャリとした瑞々しい食感で、甘味と酸味のバランスがよく、爽やかな甘酸っぱい風味がおいしいと評価を受けました。
斎藤さんは阿武隈高地の一角をなす羽山の日当たりがより斜面地3ヘクタールで11種類のりんごを栽培しています。毎年、土壌分析を実施。自らの施肥設計で有機肥料を使用した土づくりに取り組んでいます。「羽山りんご」は袋をかぶせず育てる無袋栽培。太陽の光をたっぷり当て、昼夜の寒暖差が大きい気候で糖度の高い引き締まったりんごができるといいます。
今年、齋藤りんご園では透過型センサ搭載連続選果機を導入予定で「糖度18%以上のりんごを選別し、販路を拡大したい。6次化商品のりんごジュース販売に力を入れたい」と農業所得の増大に向け意気込みを話してくれました。