第２０回全国果樹技術・経営コンクールの表彰式が１４日、東京都内で行われ、当ＪＡ管内の有限会社あづま果樹園の吾妻一夫代表取締役が農林水産省生産局長賞、蓬田正信さん由美子さん夫妻が全国農業協同組合中央会長賞の表彰を受けました。
　同コンクールは平成１１年から続くもので、生産技術や経営方式等において他の模範となる先進的な農業者、生産団体等を表彰することで果樹農業を発展させることを目的としています。福島市のあづま果樹園は経営面積９９０ａの大規模観光果樹園であり、多品種多品目を栽培することで年間営業期間の長期化を実現していることや、環境に優しい農業を実践していること、福島市観光農園協会会長として果樹農業振興に尽力してきたことなどが評価されました。桑折町の蓬田さん夫妻は果樹と水稲の大規模複合経営を行っており、積極的な改植による園地の若返りや労力平準化やせん孔細菌病回避を目的とした品種構成を考えていること、家族経営協定を締結して先進的な経営管理に取り組んでいることなどが受賞理由となりました。
　吾妻さん夫妻と蓬田さん夫妻はそれぞれ、表彰式の中で登壇し、主催者から表彰状を授与されました。