当JAと福島市園芸農産振興会は16日、おうとう剪定講習会を福島市内の園地で開きました。生産者約70人が参加し、青森県で100年以上の歴史を持つ「留長果樹園」園主の留目秀樹さんに、高品質生産のための整枝剪定を学びました。
留目さんによる剪定講習会は今年で2回目。今回は、昨年の天候により弱った枝を回復させるための切り戻し作業や新梢の整理によって樹の養分を先端まで吸い上げさせる方法を、実演を交えて説明しました。また、高品質栽培について「枝の腹の部分の花芽を整理すると残った花芽に貯蔵養分が集中することで充実し、果実肥大がよく着色もよくなる。しかし、背の芽は凍霜害を受け易いため、防霜対策はしっかりしてほしい」と呼びかけました。
参加した生産者は「枝を一本にするのはわかり易くて実践しやすい。挑戦してみたい」と話していました。