当ＪＡは１２月２６日、女性限定の剪定実習会を福島市内で初開催しました。来年度実施予定の農業技術向上や経営の知識習得を目的とした女性限定の養成塾に、意見を反映させてカリキュラムや実施方法を決めるため。今後、担当部署の営農部では関係機関と連携しながら実施に向けて検討していきます。
　ＪＡでは、女性農業者が基幹的農業従事者の４割以上を占めていることや、約５割の農家で女性が経営に参画しているなど、女性が農業の発展に大きく関わっている現状を受け、女性の農業技術向上や経営感覚の習得につなげられる場づくりが必要と考えました。そこで今回、福島地区で実施している女性農業支援事業「アグリカレッジ」の桃コースの中で行う剪定講座の対象者を受講生以外にも広げて実施しました。実習会の後には意見交換会も設けました。
　剪定実習会には女性農業者など２０人が参加しました。ＪＡの営農指導員が、剪定の基本的な考え方について、実演を交えながら普段の剪定講習会より時間をかけて丁寧に説明しました。
　参加者からは「主枝の先端に実を成らせないようにするのはなぜ？」「切る枝を見分けるポイントは？」など、多くの質問が上がり、その後の意見交換会でも、養成塾への要望や期待の声が多く出ました。
　ＪＡの担当者は「部分的な女性限定の指導会を展開するなど、女性農業者の積極的な学習参加の場を作っていきたい」と話しました。