当JAは21日、りんご剪定講習会を福島市内の園地で開きました。生産者など140人が出席し、自然災害に強いりんご栽培や樹勢回復を促すりんご剪定について学びました。
今年で3回目となる同講習会では、毎年、青森県りんご協会特別講師や第5期りんご剪定師などを務める田澤俊明さんを講師に招いて、実技を教わります。毎回多くの生産者が集い、写真を撮ったりメモをしたりしながら熱心に剪定方法を学んでいます。
今年は、干ばつなどの影響で樹が疲労している傾向があることから、樹勢回復に重点を置いた講習会の内容でした。田澤さんは「新梢の花を咲かせると貯蔵養分が浪費されて樹が疲れてしまうので、せん定の段階で新梢の花芽を整理して極力無駄花を咲かせないようにすることも、樹勢維持のためには重要です」と説明し、出席した生産者は「現場の状況に即した内容で勉強になった。帰ってから早速試したい」と話しました。