JA名に「みらい」を冠する全国8JAが連携を深める「JAみらいサミット」が4日、摺上亭大鳥で開かれました。「食と農を基軸とした地域に根差した協同組合の実現に向けた取り組み」をテーマに討論し、農業者の所得増大や農業生産の拡大、地域活性化に重点的に取り組むことや産地間連携、人事交流を充実させることなどをサミット宣言として採択しました。
同サミットは2007年に発足し、今年で10回目。現在はJAきたみらい、JA津軽みらい、JA東京みらい、JA千葉みらい、JA新潟みらい、JA兵庫みらい、JA鹿児島みらい、当JAの8JAで構成しています。今回は各JAの役員ら約40人が出席しました。
今回主催した当JAの菅野孝志組合長はこれまでの農業情勢などを振り返り、「今後の大いなる活動の起点になるよう、有意義なサミットにしたい」と述べました。
サミットの初めには今年発足したJA鹿児島みらいが参加したことを受けて新たに調印式を実施。各JA組合長など代表者らが「JAみらいサミット協定書」に署名し、調印しました。
福島大学の小山良太教授を交えた討論会では、地域活性化や農業者の所得増大など各JAの様々な取り組みが紹介され、常勤役員による担い手訪問など組合員と対話活動強化や准組合員対策など活発な意見交換が行われました。
最後には今年度のみらいサミット間JAによる人事交流などの活動報告後、JA間災害協定について承認しました。
5日はあんぽ工房や直売所などを見学しました。