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今度は福岡から福島へ 仮設住宅自治会長らが視察

2018.10.04

 福岡県のエフコープ生活協同組合を通じて、当JAが交流を続ける朝倉市と東峰村にある応急仮設住宅の自治会長など7人が、3日と4日に初めて福島県を訪れました。福島市内の果樹園、JAのモニタリングセンターや直売所の視察、災害公営住宅の訪問・交流などを通して、福島の復興状況を学び、久々の再開を喜びました。
 朝倉市と東峰村の仮設住宅にはこれまで、エフコープの取り組みを通じて、多くの福島県民が訪れ、夕食会などを通じて交流を深めてきました。同生協と友好協力協定を結ぶ当JAも、支援物資や義援金を贈る他、みらいろ女子会員が昨年11月と今年6月に仮設住宅を訪問しました。
 今回の視察1日目にはこれまでに交流をしてきた新地町や富岡町などへの視察や地元住民との交流を行いました。夕食交流会には、当JAの半谷善弘常務やみらいろ女子会の会員が出席。半谷常務は歓迎のあいさつで朝倉市と東峰村の皆さんへエールを贈り、みらいろ女子会員は「福島に来てくれるのを楽しみにしていた」と、一人一人にプレゼントを手渡し、今後の交流についても約束しました。
 視察2日目には福島市の橘内果樹園を訪れ、生産者の橘内義知さんから福島の果物の概況や特徴について説明を受けました。晩生種の桃「CX(シーエックス)」やこれから収穫時期を迎えるりんご「シナノスイート」の試食では、「桃の概念が変わるぐらいしっかりした歯ごたえで美味しい」と驚いている様子でした。市内の災害公営住宅では、今年6月に朝倉市と東峰村の仮設住宅を訪問した「浪江まち物語つたえ隊」の松田小百合さんと久々の再開を喜び合い、また、住民から被災者のコミュニティーづくりのノウハウを学びました。JA矢野目モニタリングセンターや農産物直売所ここら吾妻店、コープふくしまのいずみ店では、安全安心な農産物を供給する仕組みについても学びました。
 東峰村の仮設住宅で自治会長を務める和田晴輝さんは「こうやって会って話すことで、色々な可能性やアイデアが生まれる。これからも交流を続けたい」と話しました。

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