福島市飯坂町の横江育代さんは5年前から、雑誌「家の光」に掲載されたレシピの切り抜きでオリジナルのレシピ集を作成しています。L版のフォトアルバムにまとめられたレシピ集は現在8冊目に突入。食材別に見やすくまとめられているので、夕飯づくりに大活躍しています。
　お母さんの智恵子さんと共に「家の光」愛読者である育代さん。記事の切り抜きも長年続けていました。レシピの記事は見出しを付けて箱に入れて保存していましたが、いざ作ろうと思った時にレシピを探し出すのに時間がかかることが悩みでした。
　レシピ集を作るきっかけとなったのは知人や近所の方々から筍を一斉に頂いたこと。「いっぱいある筍を無駄なく使いたい」と思い、切り抜きの中から筍レシピを探していた時に、きちんと整理することでレシピも食材もさらに有効活用できるとひらめきました。それから冬場や農閑期などに少しずつレシピ集作りが始まり、今は約800種類のレシピがまとまっています。
　レシピ集を作る上でのこだわりポイントは「見やすいこと」。「家の光」の中に出てくるレシピは大きさがバラバラのため、それをすべてL版の大きさに切り貼りしてカード状にまとめます。その際、料理の出来上がりが想像できるよう、一部分でも良いので写真を入れるようにします。自分なりのアレンジ法もカードに書き込みます。そのカードを食材別にフォトアルバムに入れることでオリジナルのレシピが作られていきます。
　「家の光」のレシピの良さについて育代さんと智恵子さんは「産地の方々が実践する美味しい食べ方を知ることが出来る。あと、常備菜やエーコープ商品の活用方法が載っているのも嬉しい」と話していました。レシピ集について育代さんは「レシピ集を見ると自分の家で使う食材や食生活がよくわかる」と新たな発見があったとのこと。これからもMYレシピ集作りは続いていきます。