当JAは県知事が皇室・宮家へ献上する桃の選果・箱詰式を25日、献上桃の郷である桑折町にあるJA桑折総合支店で開き、同町産の桃「あかつき」の中から、180個を厳選しました。
同町産の桃「あかつき」が献上桃として選ばれたのは1994年からで、今年で25年連続となりました。同町の桃生産農家がその日の朝に収穫した桃、約12万個を同JA桑折共選場の透過式光センサー選果機で糖度、大きさ、着色を選別し、糖度12度以上のもの600個を選出。さらに、選果・箱詰式では、その中から、福島県農業総合センター果樹研究所の増子俊明科長や同JA桃生産部会桑折支部役員、担当者らが、果形や着色の良さ、キズの有無などを見極め、優れた桃を献上桃として厳選しました。
選果・箱詰めの前に行われた式典で、同JAの菅野孝志組合長は、「今年の桃は糖度が高く、甘くておいしい桃になっている。生産者が丹精込めて作った美味しい桃や福島の立ち上がった元気さ、たくましさもお届けしたい」と話しました。
厳選された献上桃は、桃が傷まないようにとネットがかぶせられ、専用の白い箱に15個づつ丁寧に詰められ、12箱分(1箱5㎏)が翌日の出発に向けて用意されました。26日には、県の職員が運転する車で宮内庁へと届けられます。