ICA(国際協同組合同盟)のモニク・ルルー会長が16日、東日本大震災と原発事故からの復興状況の把握のため当JA管内を視察しました。ルルー会長は協同組合が農業の再生に向け担い手の育成や農産物の安全性確保を率先して行ってきたことへ理解を深め、今後、国際的な場で今回の視察の報告を行う考えです。
同視察にはルルー会長やICAアジア太平洋地域事務局のバル・アイヤー局長、日本生活協同組合連合会の天野晴元部長、一般社団法人JC総研の前田健喜部長など6人が参加。菅野孝志組合長が同行し、担い手育成を行う㈱新ふくしまファームの農場やJAの矢野目モニタリングセンターなどを視察しました。
視察後にはJA本店で懇談会を行い、JA福島中央会の川上雅則常務、福島県生協連の佐藤一夫専務、福島大学林薫平特任准教授らと意見を交わしました。
ルルー会長は「現場を見て、震災復興に協同組合がとても尽力してきたことがわかった。今年、ケベックで開催するサミットの中で福島の復興に向けた取り組みを特集して取り上げたい」と話しました。
ルルー会長らは今回、15日に東京都内で開かれた「ICA連携セミナー」に出席するために来日していて、現場視察として当JAに来組されました。