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絆深める3日間 みらいろ女子会九州視察研修

2018.06.26

 当JAのみらいろ女子会は20日から22日まで、九州地方の福岡県と大分県で視察研修を行いました。目的は、昨年7月に発生した九州北部豪雨からの復興の支援と、福島の農産物や特産品のPR、そして、現地の方々との交流です。参加した女子会員は被災地の視察やイベントへの参加を通して、相互の助け合いによる復興の重要性を確認。今後の活動に生かせるような経験や知識を習得しました。
 1日目は福岡県朝倉市内の被災地を訪問しました。コメ作り再開のシンボルである「三連水車」を眺めながら、直売所「三連水車の里あさくら」に立ち寄り、地元の特産品に触れました。その後、朝倉市の隣の東峰村に訪れ、合同会社東峰村ツーリズム協会の小野豊徳会長から豪雨災害が発生した当時の様子や現在の復旧状況について現場で話を伺いました。その後、直売所「つづみの里」と被災した小石原焼の窯元を訪れ、上鶴窯元では陶芸体験をしました。最後は、昨年11月にも訪問させて頂いた「旧杷木小学校応急仮設住宅」に訪れ、夕食交流会で住民と交流を深めました。昨年の事を覚えている方も多く「昨年はそこのテーブルに座って話したよね」「また来てくれてありがとう。元気をもらえた」と言って頂きました。この日の夜は、朝倉市の原鶴温泉に宿泊し、同研修を共催するエフコープ生活協同組合の髙山昭彦常務理事をはじめとする同生協の皆さん、生活協同組合コープふくしまの皆さんと一緒に懇親を深めました。

 2日目は同研修のメインイベントであるJR博多駅前での「福島&福岡あさくら復興応援フェスタ #会いに来て #会いに行こう」に参加しました。前日に訪れた三連水車の里あさくらの皆さんと合同でブースを出店。福島からは旬のサクランボやみらいろ女子会コラボ商品「未来彩ジャム」などを販売しました。女子会員は3交代でブースに経ち、エフコープやコープふくしまの皆さんと一緒に商品をPRすると、多くの駅利用者の方々が足を止めて商品を購入して下さいました。特にサクランボは人気で、閉店前に売り切れたほどでした。イベント後には大分県日田市に移動し、被災地にある古民家カフェ「谷のくまちゃん家(げ)」で石井幹夫代表にお話を伺いました。分刻みの記録写真などがスライドに写されると、女子会員から「こんなに記録を撮っていることがすごい。当時の状況が伝わってきた」と感想が上がりました。その後、一村一品の取り組みで全国的に有名になったJA大分大山町の直売所「木の花ガルテン」に訪れ、特産の梅や柚子を使った加工品を見学し、お買い物も楽しみました。宿泊はリゾートホテルの「レゾネイトクラブくじゅう」へ。大分県内の行程などで協力を頂いた生活協同組合コープおおいたの青木博範理事長など同生協の皆さんと交流させて頂きながら、今回の視察研修の振り返りを行いました。

 3日目はくじゅう花公園や地獄めぐりなどの観光を交えながら、コープおおいた別府店を視察。福島には無い商品や特産品が並ぶ店内を歩きながら、青木理事長オススメの鶏めしの素や辛子明太子などを購入しました。
 とても濃い内容の3日間に参加した会員は「本当に参加して良かった。あっという間の3日間だったけど、10日間ぐらい滞在したような内容だった」と話していました。

 また、今回の視察研修の1日目には、みらいろ女子会の行程とは別に、当JAの伊藤昌廣専務と直販課の職員がエフコープの全体支所長会での講演や地元メディアへのPR訪問を行い、JAの取り組みや福島の農産物の説明をしました。

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