農家の皆さんへ

土壌分析のご案内

土壌分析センターについて

土壌分析結果に基づくワンランク上の営農指導(適正施肥)の実施を目的に、令和7年2月に土壌分析センターを開設しました。
当分析センターは、土壌学の専門家である東京農業大学名誉教授で全国土の会会長の後藤逸男先生の指導・助言を受けながら、運用しています。
組合員の皆さまはじめ、地域問わず農業者の営農活動に貢献できるよう、常時土壌分析を受付しています。
合わせて、土壌へ有機物の施用を促進させるよう、堆肥分析も受付しています。

土壌分析について

農作物の品質向上や生産コストの低減を図るためには、過剰な肥料分を減らし、不足している肥料分を補う適正施肥が欠かせません。
土壌も人間と同様に、偏った食事(肥料)を宛続けると、過剰障害や欠乏症状が発生したり、養分を吸収しにくくなったりします。
近年は肥料の与え過ぎによる肥沃(メタボ)な土壌が増加し、それに伴う障害が発生しています。
だからこそ、土の健康診断(土壌診断分析)で状態を確認し、結果に合わせた適正施肥を行い、健康な土づくりを進めましょう。

土壌分析センターへのコメント

「JAふくしま未来土壌分析センター」を活用しよう

令和7年2月にオープンした「JAふくしま未来土壌分析センター」には、全国に数ある土壌診断室の中で類を見ない程の設備が整っています。 JA組合員がこれを利用しない手はありません。ただし、この分析センターで行われている土壌化学性分析は、土壌診断の一部に過ぎないことを忘れてはいけません。 土壌診断では、農家自らが圃場に穴を掘り、自分の目と手で作土の深さ・団粒構造の発達程度・下層の緻密度・土層の乾湿、 それに作物根の分布状態などをよく観察することが最も大切です。その後に化学性分析のための土壌試料を正しく採取する。 分析終了後、手元に届いた土壌診断分析結果に基づいて、JAのアドバイスを受けながら自らが施肥設計をたてる。 さあ、「JAふくしま未来土壌分析センター」を大いに活用しましょう。

令和8年4月
東京農業大学 名誉教授
全国土の会    会長
後藤 逸男

分析メニュー

メニュー 分析項目
基本分析 水稲 pH・EC・石灰・苦土・加里・CEC(推定法)・リン酸・硝酸態窒素・アンモニア態窒素・硫酸イオン・ケイ酸・遊離酸化鉄
畑地 pH・EC・石灰・苦土・加里・CEC(推定法)・リン酸・硝酸態窒素・アンモニア態窒素・硫酸イオン
追加分析込 基本分析 + 微量要素分析
可給態微量要素(鉄・マンガン・亜鉛・銅・ホウ素)
土壌試料調整 粗乾燥後で持ち込まれたサンプルについて、本乾燥と粉砕・ふるい分けを代行します。
堆肥分析 可給態成分(硝酸態窒素・アンモニア態窒素・リン酸・加里・石灰・苦土・ホウ素・鉄・マンガン・亜鉛・銅)

分析項目

分析 分析項目    備考
土壌分析 pH 土壌の酸性とアルカリ性を表します。 作物によって好きなpHが変わり、肥料の吸収効率に影響します。
EC 土壌に含まれる肥料の濃さを表します。 濃すぎると根が伸びにくくなってしまいます。
石灰 作物の細胞を丈夫にして、健全な体をつくる基となります。
苦土 光合成に必要不可欠の他、リン酸を作物中に運搬する役割があります。
加里 作物によっては異常気象への耐性に大きく関わりますが、 過剰になると石灰や苦土の吸収を阻害してしまう場合があります。
CEC
(推定法)
土が肥料を捕まえておくことができる容量を表します。
リン酸 リン酸は作物のエネルギー源です。 「根張り」「開花・結実」に影響しますが、 多すぎると病害を助長してしまうこともあります。
窒素 作物の必須栄養素で一番重要な成分です。 植物の体をつくるアミノ酸やたんぱく質に含まれますが、 多すぎると軟弱になってしまいます。
硫酸イオン 作物に含まれるアミノ酸に必要な成分ですが、 多すぎると根が伸びづらくなってしまいます。
ケイ酸
(水稲のみ)
水稲は窒素の約10倍もケイ酸を吸収すると言われています。 倒伏防止、収量など、様々な要素に関わります。
遊離酸化鉄
(水稲のみ)
水田から発生するガスから水稲を守る働きがあります。
光合成に係る成分の他、植物体内でアミノ酸をつくる際の補助を行います。
マンガン 葉緑素の合成や、酵素の働きをサポートをする成分です。 pHによって大きく吸収のしやすさが変わってしまいます。
亜鉛 植物に欠かせない成分ですが、 砂質の土壌などでは含有量が少なく、 スイートコーンなどで欠乏症状がみられることもあります。
植物の呼吸に関わる成分のため、 不足すると生育に大きな悪影響が出ます。 リンゴが茶色になるのも、銅が関わっている酵素のはたらきによる現象です。
ホウ素 植物の細胞をつくるために必要な微量要素で、 花粉や花芽の生育に関与します。 特にアブラナ科ではホウ素が必要です。
堆肥分析 可給態成分
11項目
堆肥に含まれる肥効(肥料が作物に与える効果)が 発現される成分となります。

分析申込方法・分析料金

1.組合員・JA管内利用者の皆さまへ

(1)土壌分析の申込

乾燥調製(乾燥・粉砕・ふるい分け)した土壌を申込書と一緒に、お近くの営農センターへ提出してください。
※土壌は、300g程度採取してください。
※土壌を入れる袋は、お近くの営農センターへお問合せください。

(2)堆肥分析の申込

採取した堆肥を申込書と一緒に、お近くの営農センターへ提出してください。
※堆肥は、300g程度採取してください。
※堆肥を入れる袋は、お近くの営農センターへお問合せください。

(3)分析料金

2.一般利用者の皆さまへ

(1)土壌分析の申込

乾燥調製(乾燥・粉砕・ふるい分け)した土壌を申込書と一緒に、土壌分析センター管轄部署へ持込または郵送してください。
※土壌は、300g程度採取してください。
※土壌を入れる袋は、土壌の漏出を防ぐため、密閉可能な袋をご使用ください。

(2)堆肥分析の申込

採取した堆肥を申込書と一緒に、土壌分析センター管轄部署へ持込または郵送してください。
※堆肥は、300g程度採取してください。
※堆肥を入れる袋は、堆肥の漏出を防ぐため、密閉可能な袋をご使用ください。

(3)分析料金

土壌採取の流れ

①土壌を採取する場所を選定します
②土壌を採取します
③乾燥調製(乾燥・粉砕・ふるい分け)します
④土を袋に入れます
⑤お近くの営農センターへ持ち込みます

※一般利用者の方は、土壌分析センター管轄部署へ持込または郵送してください

土壌分析センターのその他取組み

1.視察受入

土壌分析センターでは、視察受入を行っています。
視察ご希望の方は、後述リンクよりお申込みください。

視察受け入れのご案内

2.土壌分析にかかる情報発信

土壌分析センターでは、土壌分析にかかる情報を広報誌「みらいろ」や公式YouTubeなどで、随時発信しています。
土壌分析の意義や分析項目について等、分かりやすくお伝えしておりますので、是非ご覧ください。

コラムバックナンバー

お問合せ

組合員・管内利用者におかれましては、お近くの営農センターへお問合せください。
一般利用者におかれましては、土壌分析センター管轄部署(営農経済企画課)へお問合せください。
営農経済企画課 【TEL】024-573-1303 【FAX】024-529-6512 【メール】noushin@ja-f-mirai.or.jp
        【住所】〒960-0185 福島県福島市北矢野目字原田東1-1

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