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圃場でサツマイモ栽培再開 原町みなみ幼稚園

2017.06.14

 南相馬市にある学校法人原町みなみ学園原町みなみ幼稚園は12日、当JAそうま地区と協力して市内の畑でサツマイモの定植を行いました。園児が畑で作業をするのは福島第1原子力発電所事故後初めてとなります。幼稚園や小学校を対象とした食農教育を実施する同JAでは、今回を機に畑での実習を増やしたいと考えています。
 原町みなみ幼稚園では震災前まで、園の近くの畑で毎年サツマイモを栽培していましたが、震災後は放射能の不安から活動を休止していました。今回はJAが場所の選定や圃場の準備に協力し、7年ぶりの再開となりました。
 サツマイモ苗の定植には園児63人が参加。JAの担当者が植え方を説明し、園児たちは「大きくなってね」「風邪ひかないでね」などと呼びかけながら保護者や園の先生などと一緒に約3aに「紅はるか」の苗を植えました。サツマイモは今後、10月中旬に収穫の予定です。
 JAの担当者は「そうま地区の食農教育は震災後、全てプランターに切り替えている。これを機に、震災前の形に戻ると嬉しい」と話しました。

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