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今年は10t収穫が目標 福島×銀座×山口日本酒造りプロジェクト

2017.05.22

 NPO法人銀座ミツバチプロジェクトと福島ふるさと体験交流会は20日、福島×銀座×山口日本酒造り交流会事業の田植えイベントを開きました。2年目となる今年は、約100人が参加し、事業起案者の安倍昭恵首相夫人と一緒に15aの水田に酒米「五百万石」の苗を手植えしました。田植え後には福島市の四季の里で懇親会を実施。参加者は当JAが提供した、肉や野菜を味わい疲れを癒しました。田植えには、菅野孝志組合長と半谷善弘常務も応援に駆けつけました。
 同交流会は長年、銀座と福島の交流事業を行ってきた銀座ミツバチプロジェクトが、福島市荒井で育てた菜の花を首相官邸に贈呈したことがきっかけ。山口県にゆかりのある安倍首相夫人が、福島で栽培した酒米を酒どころの山口県で醸して日本酒を造り、それを販売することで福島の復興に結びつけようと提案しました。1年目となる昨年は、約3000本を製造。「精一杯」と名付けて、全国の量販店で販売しました。今年は、昨年の3倍以上の10tの酒米を収穫し、日本酒1万本(1本720ml)の製造を目指しています。
 植えた酒米は今後、9月下旬に収穫し、翌年の1月から山口県の永山酒造で仕込みが行われます。3月には約1万本が全国の量販店で販売される他、今年はインターネット販売に加え、福島市のふるさと納税の返礼品にも用いられる予定です。
 銀座ミツバチプロジェクトの田中淳夫理事長は「昨年より規模を増やして、前に進んでいくことが良いことだと思う」、永山酒造の永山純一郎社長は「1年目は珍しさから多くの方が購入してくれた。2年目は味に納得した方が購入する。これからが正念場」と今後に向けて意気込みました。
 

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